伊豆箱根2泊3日 2018年睦月の旅

箱根『強羅』と 伊豆『修善寺

1日目(2018年1月某日)

年明け最初の泊まりがけの旅行となります。

先ずは箱根の強羅に向かいました…

お正月は家でのんびり…みたいなイメージを持っていた自分みたいな人間からすると

箱根はビックリするくらいの人人人…道路も渋滞。

さすがは箱根と言うべきなのでしょうか。

お昼ご飯を食べるために寄った『小田原おでん』も予約無しではダメ。

次に寄った鈴廣かまぼこの『千世倭樓』も満席で順番待ち…

三が日は過ぎているから…は甘い考えでした。

さて、本日の宿は強羅です。

一月前に急遽探したため箱根の有名処は全室満室。

もちろん予算を奮発して“ピン”にしたり、あるいは節約して“キリ”にすれば

他にも見つかったとは思いますが…なにしろ正月料金ですし。

そんな予算を加味して見つけたのが『メルヴェール箱根強羅』でした。

強羅駅を過ぎて山の方に向かって車で2分ほどで到着。

まず最初の印象は…

駐車場やフロントそして部屋の内装の感じからし

此処はもともとリゾートマンションか、或いは保養所だったところを

買い取って改装したのではないかと…

このところの宿泊先の価格帯とそう大きくは変わらないのですが…

少し見劣りしてしまうのはそんなところが影響しているのかも。

逆に、箱根ブランドとお正月料金を考えた場合、

有名旅館や高級ホテルはもう少し高いのかもしれません。

とは言え先ずはお風呂へ…よく在るタイプの大浴場ではあったのですが、

それなりに綺麗で広く、お湯の温度も丁度良くなかなかのお風呂でした。

さて、温泉旅館のもう一つの楽しみは夕食です。

外観が多少汚れていても部屋がどんなに古めかしくても

熱めのお風呂と少し豪華な夕食があればそれで満足するものです。

此処は…味付けや料理の工夫は充分されていますが、

食材や器や盛付けなど細かい部分ではあるけれど今ひとつ気配りに欠けている事、

そして何よりそれらを用意してくれる方の接客が悪すぎました。

私の担当だけがそうだったのかもしれませんが…

旅館業のサービスには相当なトレーニングと勉強が必要です。

このところ星野リゾートの若い人達の接客を見てきているのでその差は歴然です。

人手不足に加え、お正月の時期でもあるために臨時の可能性も有りますが、

旅館業を営む上でこれからますます力を入れなければならない部分だと思います。

部屋に戻ってやはり気になってきたのがベットの大きさですね〜

最近はツインでもセミダブル以上のベットが2つって所が増えてきているので、

そこも大事なポイントになって来ています。

さて、総合的な評価をするとなるとやはり価格との釣り合い

つまりはコストパになってきます…が、次の日に泊まった修善寺温泉

いかんせん価格にそれほどの差が無かったにもかかわらず

ハイパフォーマンスだったので、後からかなり評価が下がってしまいました。

2日目(2018年1月某日)

と言うわけで2日目に泊まった『修善寺温泉 湯回廊 菊屋』は

かなり歴史のある建物を…創業380年、夏目漱石も利用したらしい由緒ある旅館…

共立リゾートが管理運営しているようなのですが、

その古めかしく趣きある建物はそのままに温泉や食事に力を注いでいる、

まさに共立リゾートのノウハウが生かされた優良旅館に仕上げられています。

広さ3000坪という広大な敷地の中に建つまさに回廊は

大人でも隠れんぼをしたくなるほどのワクワク感が溢れて来ます。

今回泊まった部屋は次の間付きで3部屋も有る合宿所のような部屋。

此処だけでも隠れんぼ出来る〜広さもさることながら

丸いコタツやマットレス付きの布団など面白さも満載です。

着いて直ぐに貸切露天風呂に…入口の表札を使用中にすればOKのタイプ。

冬寒くても熱めのお湯だと露天風呂は最高です。

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30分ほどで次の大浴場の露天風呂へ。

何しろこの旅館には貸切露天風呂2つを含め7つのお風呂が有るのでそこも楽しみです。

さすがに湯あたりは嫌なので2つ目で切り上げて、次に楽しみな夕食を待つことに。

ただし昨日のメルヴェールもそうだったのですが、

夕食の時間が5時30分と7時45分の2回制なので、さすがに2時間以上も空いていると

かなりお腹を減らすことに?何とか7時30分ぐらいにして欲しいところですが…

たかが15分がお腹の空いている身には辛いのです。

と、食事処の前で10分ほど待たされて…待たされては語弊がありますね…

待って中に進むと、これまた広い!とにかくこの旅館は何もかも広い!

当然個室…担当の若い女性の方がこれまた初々しく丁寧で…

そう此処が昨日との違いになります。

リピーターはこういった些細なことを評価して多少高くても後者を選ぶのです。

美味しい料理がより一層美味しく感じるのもこんなところからなのです。

前菜からデザートまで繊細でしっかりとした工夫が感じられ、

特に前菜はお正月らしさ満載となっています。

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そして老舗旅館ならではの和のテイストの中、

お肉料理がビーフシチューと言うのもまた心憎いです。

少食な方にはちょっと多いかもしれませんが成人男性には丁度良いボリュームです。

もしそれでも夜中、お腹の空いた人には

無料の夜鳴きそばが食べられるサービスがあるのも嬉しいです。

全施設かどうかわかりませんが、私が今まで利用した共立リゾートさんの施設では

無料の夜鳴きそばが必ず付いていました。

食後にまた腹ごなしの入浴をすることにしました。

3日目(2018年1月某日)

翌朝も昨日と同じ場所にて朝食です。

豪勢でもなく、質素でもなく、真面目な朝ご飯を頂きました。

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さて、ここはレイトチェックアウトが出来る旅館ですので、

朝食後、出発前までにもうひと風呂浴びることが可能なのも嬉しいところです。

最後は内風呂の大浴場を利用してみました。

ここも綺麗に整えられたお風呂で最後まで満足して帰ることが出来ました。

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菊屋さん、ありがとうございました。