冬の鎌倉散策と御朱印拝受 日帰り旅
冬の“鎌倉”散策
御朱印デビューしたのは世間一般からするとかなり遅めの私ですが、
まあ自分なりにゆっくりこつこつと、でもスタンプラリーにならないようにと
一昨年くらいから始めているのですが、
行き当たりバッタリに集めるのは意にそぐわない気がしていた私に
その目標を決めさせてくれたのが、宝島社から出版されている
『一生に一度は行きたい 日本の古寺100選』という本。
日本仏教の13宗派を基準にして、必ずしも有名大寺院では無くても
宗教上・歴史上意味の有る100の古寺を紹介している冊子です。
というわけで今日はこの本を参考に鎌倉に行くことにしました。
もちろん鎌倉と言えども土日に向かうのは避けないと
あらゆる意味で大変ですのでウィークデイに出かけたのですが…
明らかに日本人では無い旅行者が至る所に…居ますね〜〜
先ずは鎌倉から江ノ電に乗車…いや〜久々に乗ってみた江ノ電ですが、
前回の叡山鉄道と言い、やっぱりローカル鉄道は楽しいですね〜。
と、そうこうしている間に鎌倉から3つ目の「長谷」に到着。
駅から北方向に向かって歩くこと約7〜8分。
たどり着いたのは鎌倉大仏で有名な『大異山 高徳院・清浄泉寺』。
開基、開山も不明創建年も分からないという、とにかく謎が多いお寺らしい。
実はこの歳になるまで私は鎌倉大仏を観たことが無く
けっこうわくわくして此処に来ました。
奈良の大仏はそれはそれは大きく荘厳な感じで思わず頭を垂れてしまいますが、
鎌倉の大仏は自然の中に在るせいか何か寂しげで、
前者とは違う感覚で手を合わせてしまいたくなるような気がしました。
せっかくなので大仏様の胎内にも入ってみましたが…
国宝に指定されていて、2016年には保存・修理工事を行ったわりには
外面も胎内も保存状態があまり良くない気がするのは私だけなのでしょうか…
本当にこのまま野ざらしで良いのかどうかも含めて
保存方法を考えた方が良いのではと思った大仏観覧でした。
御朱印もしっかりと書いていただき、大仏様のお腹にも入ったので、
今度は私のお腹を満たすことにしました。
高徳院からさらに北へ歩くこと約12〜3分、
鎌倉の〝天空の城ラピュタ〟と言われている『樹ガーデン』さんへ。
長〜い長〜い(誇張ではありません)階段を登って行くと…
なるほどこの風景は天空と言われる所以ですね…
傾斜を利用してテーブルと椅子が気持ち良く配置されている屋外店舗に。
注文を済ませて席に座ると近くのストーブに火を点けてくれました。
1月の天空ではこれは欠かせませんね〜。
また気候の良い時に是非来てみたいです…階段はキツイですけど。
鎌倉駅に一旦戻って、最近の鎌倉にも多くなったチョコレートのお店で
温かなチョコレートドリンクを飲んで身体に糖分を補給。
南東に歩いて15分ほどのところにある『中座山 教恩寺』。
鎌倉に7つ有る「時宗」のお寺の代表格と言うわりには寂れた感じの小さなお寺。
それでも人の気配が全く無い中を恐る恐る入って行くと御朱印の受付を発見。
出て来ていただいた方に対応してもらい無事に拝受していただきました。
そこから5分もかからない処にある鎌倉の人たちの厄除けの場所『八雲神社』へ。
山の斜面を背に、うっそうとした森の中にそれほど大きくない社が建っています。
しかしそこからは何とも言い難い〝気〟を感じることが出来ます。
そしてこんなに小さな神社でもしっかりと御朱印が頂けるのは
鎌倉と言う土地柄と、御朱印ブームの為せる業か。
そして今回最後に向かったのが『長興山 妙本寺』。
鎌倉の中心地にありながら閑かなな佇まい。
それでいて北鎌倉に有るような広大な敷地に大きな伽藍。
日没近くに行ったせいか人も疎らで静謐。
古びた山門の仁王像がなかなかの面構えでとても印象の良いお寺でした。
御朱印も快く押印していただきとても良い気分で帰路につきました。
たくさん歩いたので夕食は大仏のお皿でお肉をいただきました。
合掌。